写真の構図と鑑賞 撮影の時と場所
対象物を敢えてド真ん中に持ってきました。
通常の構図では中央配置は好ましくありません。(参照⇒写真の構図と鑑賞3 中央配置)
この例のように
- 放射線状、らせん状などの規則的模様
- 群衆のスポット
敢えて定石破りの意図を仕組んでおく必要があります。
この写真では放射線状、左右対称構図が面白く、また光・影の向きと長さが計算されています。ドームに右半分光が当たり地面はちょうど右半分が影になっています。
手前の僧侶らしい人物と長く延びた影が荘厳な雰囲気を演出しています。
また人物を取り入れることでスケール感を説明しています。
ハトシェプスト女王の葬祭殿は明るい昼のさなかの撮影より
茜色の空の下で輝きを放つ夕暮れ時の方が墓らしい神秘的な雰囲気
異なる時間帯、光の違いを確かめ、イメージを閃いてゆきます。
夕暮れ、明け方に印象的な写真が撮れる場合は多いのです。
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