俳句を学ぶ|鑑賞

「豆撒→鬼→泣く」ありがちな発想

豆まかれお面の下は泣きっ面 季語⇒豆撒と明確に用いた方がいい └→豆蒔く→夏の季語 「の」という助詞をつないで焦点を絞ってゆく 「~や」とするとカットが切替わり 文字うめの余分な説明は不要 ↓  ↓  ↓ 添削後  豆撒・・・

手垢のついた発想、花火=万華鏡 オリジナルを

  移り行く夏の夜空か万華鏡 ↓  ↓  ↓ 添削後 ひらきゆく夏の夜空の万華鏡 花火を万華鏡に例えるのは手垢のついた表現 「移り行く→夜空」が本意だろうが、これでは「移り行く→夏」になってしまう 助詞「か」を・・・

夏orかき氷・・具象性のある季語を使う

  夏の日の思い出にがしかき氷 ↓  ↓  ↓ 添削後 片恋の思い出苦しかき氷       「夏」「かき氷」・・どちらも夏の季語、どちらを取るべき? 「夏」と言われても具体的な映像・・・

手垢のついた表現を避ける・・絨毯敷きつめ

  五月晴白い絨毯敷き終わる ↓  ↓  ↓ 添削後 晴天や五月の白き花敷きつめ   「白い絨毯」・・手垢のついた表現 白い絨毯が水芭蕉の比喩にすらなっていない ↓  ↓  ↓ 添削後 作者の思い 「・・・

「味わう」と説明せず・・涼しさを登りきてこの水の味

  涼しさを登り味わう氷水 ↓  ↓  ↓ 添削後 涼しさを登りきてこの水の味     季重なり⇒基本季語は一つにする 「涼しさを登り」という表現にセンスがみられる 涼しさを→味わう という・・・

まさに咲き散りそうな美・・紫陽花はつめたき花火 咲き散らん

  紫陽花や刹那に咲き散る花火かな ↓  ↓  ↓ 添削後 紫陽花はつめたき花火 咲き散らん   紫陽花や刹那に咲き散る花火かな 2つの季語に強い詠嘆をしめす「や」「かな」があり主役が2つになってしま・・・

伝えたい光景・・ あじさいの車窓に弾け飛ぶ雫

  あじさいの車窓に弾ける露の音 ↓  ↓  ↓ 添削後 あじさいの車窓に弾け飛ぶ雫 (しずく) 描きたい光景はきちっと伝わっている ガラスに飛び散る水の感じも伝わっている ↓  ↓  ↓ 「弾け飛ぶ」という複・・・

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