写真の構図と鑑賞2
画面を縦・横3分割して、交点上に主題の被写体を持ってきます。
4ポイントのうち、どこに持ってくるかと言うと
- 被写体の動きの方向を空ける(写真の→方向)
- 被写体の目線方向を空ける
- 光、光源の流れ
- (どちらかというと)左から右への流れ
この写真は赤と黒のモノトーン、背景に部分的に光に照らされているところがある、古典的な宗教画の面持ちがあります。
一方、体の傾きなどからやや激しい動きのダンスとも読めます。
背景の暗さが絶妙で、これが明るかったら
ざわざわ声が聞こえるような、別の意味をもった写真になります。(主題が二分されます)
あまり考えずに撮ると被写体を中央に持ってきがちになります
中央に持ってくると基本的に静的な画像になります。
意図的に中央に持ってくることもありますが、その場合には、もっと近づき顔の表情まで捉えるか、このままでは写真の表現がとぼしくなります。
動き、ストーリ性、物語性を表現したいなら基本の3分割法で構図を取りましょう。
影が長いと哀愁感が出ます。
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