ポートレート・・スナップ写真が”絵になる”要素
舞妓がお座敷か舞台の前か合間に控え間でくつろいている様子
二段重ねの顔という構図が斬新で面白いです。舞台でのキリリとした「芸」とは対照的な親密さとくつろぎが伝わってきます。
「ねえ、このお店の○○美味しそう」
「どれどれ、、そうね、今度行ってみようか」
そんな会話が聞こえてきます。
あの(舞台で艶やかに舞う)舞妓だって、普通の娘なんだな・・と思わず納得する1シーンです。
ちょっとあどけなさとうなじあたりの艶っぽさが、「ハッ」と、息をのむ美しさです。
こういう写真は身構えて撮れるものではありません。撮影者の存在が気にならない親しい関係になる必要があります。
テクニック論ですが、顔に濃い影を作らない
そのために
- レフ板など使う
- シルクを当てた弱いストロボ光を使う
- あるいはストロボに角度をつける
などの工夫が必要です。
「面白い!」光景に出合ったらすかさずカメラ取り出してカシャ
高解像度素子(1サイズ、フォーサーズ、APS-C、フルサイズ) であればトリミングも出来ます。
地下鉄エスカレータにサンタクロースという取り合わせが面白い
背景の赤白のカラーリング、四角模様も面白い
前のコートの男性2人との対比も効いている
2人とサンタの視線の方向の違いもこの写真に立体感をもたらしている
サンタがギョロとこちらを睨んでる?違和感がいい
<キーワード>
- 印象的な写真、印象的な被写体
- 貴重な瞬間を追い求める”ハンター”になろう
- “構図”(要素の組立て) に創造力を働かせよう
スナップ写真が”絵になる”要素
↓カイロの街角でパンを売る女性 Robert Caputo
この写真が”絵になる”要素を考えてみましょう。
- 基本忠実な構図(三分割法)
- この街角で毎日(週一かも) もう何十年も同じようにパンを売り続けている・・感
- 右側に空いたスペース
- 古ぼけた台 艶やかなテーブルクロス・・青色が印象的
- ニューヨークの街角には無い別な”文化”の香り
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