写真を学ぶ|鑑賞

プロの写真を題材に、鑑賞の仕方・評価ポイントを学びましょう。
テキストは ナショナルグラフィク「プロの撮り方」を使います。



 

著者  ピーター・K・ブリアン
ロバート・カプート

発行  日経ナショナル ジオグラフィック社
日経BP出版センター

 

 

 

 

ここに掲載されている写真は世界的なプロ写真家が、構図を決め、シャッターチャンスをじっと待ち、一つの被写体に何千枚も撮ったりした中から選りすぐった傑作ばかりです。

それをまたプロが鑑賞・解説しています。

写真の鑑賞・評価の表現力を養う⇒写真の撮り方 上達への最短です

  1. 写真の基本は構図。もち論、「破」はありますが、その意図を読み取ることが大切

  2. その写真で何を伝えたいのか? 暗意、イメージ、サブリミナル?

  3. 自然美、〇〇美の際立った表現・・手法


 

写真や絵でも、その素晴らしさを言葉で表現する というのも実はアートなのです。
言葉にすることで、より深く味わい、また自分が撮ったり描いたり創作する際にも力になります。

作者に対してもより的確なエールを送ることになります。

 

構図 過去の世界に現代の人々を組み込む手法

過去の世界を鮮やかに描き出す能力 NATIONAL GEOGRAPHICプロの撮り方 p.252ジェームズ・スタンフィールド 「過去の帝国や古い建築物がテーマでも、何とかしてそこに活気を与え命を吹き込もうと努める。そのた・・・

被写体に対する解釈を伝える・・歴史を写し出す

求めるシーンを得るまで何度も撮り直す 数多く撮りただ一枚の決定的な場面をものする、求めるシーンを得るまで何度も撮り直す。 時間帯、レンズ、光や影・・さまざま試してみる。 余分なものや先入観をそぎ落とし被写体の人となりに近・・・

写真の構図と鑑賞  撮影の時と場所

対象物を敢えてド真ん中に持ってきました。 通常の構図では中央配置は好ましくありません。(参照⇒写真の構図と鑑賞3 中央配置) この例のように 放射線状、らせん状などの規則的模様 群衆のスポット 敢えて定石破りの意図を仕組・・・

写真、単なる風景終わらせない・・エルサレムの街

    ナショナルグラフィク「プロの撮り方」アニー・ベルトP.238 人々の日常の暮らしを写真で伝える 「風景や建物の写真にも人物をどこかに入れるようにしている--→物語、生活 テーマに対する解釈を伝・・・

ポートレート・・スナップ写真が”絵になる”要素

舞妓がお座敷か舞台の前か合間に控え間でくつろいている様子 二段重ねの顔という構図が斬新で面白いです。舞台でのキリリとした「芸」とは対照的な親密さとくつろぎが伝わってきます。 「ねえ、このお店の○○美味しそう」 「どれどれ・・・

プロの写真鑑賞ポイント・・ベールのサウジ女性を捉える

この画像二人が写った画像は、どんな状況でしょう 歳の若いお母さんの親子でしょうか。 「はい、お母さん、ちょっとブランコの柱に寄りかかって」 「流し目にして」 「娘さん、、ブランコに揺られていポーズとって」 はい、いいよ、・・・

写真 様子語る要素を加える・・天使像修復

人物 ポートレート 光と影の造形 前景/額縁←()→背景 視線の先に意味がある   画面の右斜め上から軟らかい光が差しています。アトリエに天窓でもあるのでしょうか。 それによって天使像、お顔がくっきりと立体的に・・・

プロの写真鑑賞ポイント・・壮大な自然に+α

壮大な景色を狙うポイントは 川や道路の曲線的なうねり、印象的な影 尖った崖など視覚的に面白い要素 凡庸に流れない独自の視線を探す このネパールのムスタン地方の写真、申し分ないが動きが・・欲しい 動物とか飛ぶ鳥とか そこに・・・

プロの写真鑑賞ポイント・・前景と奥行の構成 麦畑

  自然の美しいに感動したからと言って漠然とレンズを向けてはいけません。 何に心を動かされたか、どう表現するか 要素の組立て方をよく考える(自分なりのやり方) 広大さと孤独さ の象徴としてどこまでも続く地平線に・・・

鑑賞・評価のポイント ~巾・キャパシティー

作品の巾とは キャラクターの話しで恐縮ですが、よく例に出されるのがサンリオのキキララとハローキティの比較です。 小さい女の子に大人気のかわいいキキララですが、ターゲットになりうる年齢層は幼児、低学年に限定的です。 &nb・・・

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