写真の構図と鑑賞1

 


“NATIONAL GEOGRAPHIC プロの撮り方”p.312

この写真の鑑賞として(引用)、

カーブしてもやの中に消えてゆく道と柵が、静けさに満ちた雰囲気を強めている。
右上の緑の梢には、画面の奥へと導かれた視線を再び手前に引き戻す効果がある

主題は鹿?で3分割法に則っています。

写真は「何を伝えたいか?」「どこ(何)を見て欲しい、感じて欲しいのか」の撮影意図が大切です。構図、構成はそれを補完します。

幾つかの写真と比較してみましょう。

主題が靄と柵になります。弱いです。

↓右上の梢が無いと、立体感がなく平べったい写真になります。

右上の梢は効果的です。しかし存在感があり過ぎると主題がぼけてしまうので、隅に添える感じがちょうどいいです。

 

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